sanuki story project

128はっぱ屋 香川県  匿名希望さん
笑える話
夏期の瀬戸内国際芸術祭にお手伝いする機会があり
船の瀬戸内クルージングで、芸術家先生とご一緒した時
ちようど、瀬戸大橋の手前の島の情景を見られて
瀬戸内の島の有り様は素晴らしい。
丸く優しくなだらかな背もあれば、風に抉られた様な激しさがある。と ある島の辺りを指差された。

私は、あっ 声を飲んで息を止めた。
35年前に母親の弟で、絵に描いたような ボンクラ息子がいてまさに、色男金と力は・‥この人の事を言うのだなと子供ながらに思っていた。庵治石の石材屋の1人娘を嫁に貰い 嫁の実家を手伝っていた。
その時 仕事を手っ取り早く片づけようと火薬の量を倍詰めて、島の山半分を吹っ飛ばしたのが、力強い風に吹き飛ばされたと芸術家が評価された。
瀬戸内に残る彼の作品だ。案外、芸術センスはあったのかも知れない。